企業が持つ現金や預金、短期保有の有価証券の合計額から借金(銀行借り入れや社債等の有利子負債)を差し引いた後に残る資産のこと。余剰資金をいくらくらい使えるかがわかり、企業がどの程度金持ちなのかを指し示す指標としてたびたび注目される。ネットキャッシュが多い企業は財務健全性の高い金持ち企業ということになり、倒産リスクが低いという見方ができる反面、新たな事業に投資したり株主に還元したりといった手持ち資金の効果的な運用ができておらず、持て余しているという見方もできる。
東洋経済によると、ネットキャッシュの多い企業ランキングは以下の通り。
順位 | 社名 | ネットキャッシュ |
1位 | 任天堂 | 1兆7108億円 |
2位 | 信越化学工業 | 1兆4056億円 |
3位 | 楽天グループ | 1兆2885億円 |
4位 | ファーストリテイリング | 1兆1172億円 |
5位 | キーエンス | 1兆45億円 |
6位 | SMC | 6855億円 |
7位 | リクルートホールディングス | 6089億円 |
8位 | ファナック | 6012億円 |
9位 | セコム | 5999億円 |
10位 | SUBARU | 5490億円 |